
舌下免疫療法の転院は、できます。ヤックルなら、増量後の服用期間が条件を満たしていれば、紹介状・血液検査・アレルギー検査は不要で、お薬手帳がなくても、オンライン診療に切り替えられます。診療は、舌下免疫療法の講習を修了した医師が行います。
引っ越しや仕事の忙しさで、今の病院に通い続けるのが難しくなってきた。そんな方が、治療を途切れさせずに続けられるよう、切り替えの条件と費用をまとめました。ヤックル以外の病院へ転院する場合に確認したいことも、後半にあわせて載せています。個別の判断は、担当の医師にご相談ください。
ヤックルへの転院は、この条件でできます

切り替えの対象と条件
ヤックルへの切り替えの対象は、7歳以上で、舌下錠を増量したあと、次の期間以上、服用を続けている方です。
| 年齢 | 条件 |
|---|---|
| 7〜14歳 | 増量後、6週間以上の服用継続 |
| 15歳以上 | 増量後、3週間以上の服用継続 |
スギ花粉・ダニに対応するお薬
取り扱っているお薬は、シダキュア(スギ花粉)、ミティキュア(ダニ)、アシテア(ダニ)です。原因となるアレルゲンがスギ花粉かダニかによって、お薬が異なります。
舌下免疫療法の講習を修了した医師が診療します
舌下免疫療法のお薬は、所定の講習を修了し、登録された医師が処方するとされています。転院先がその医師かどうかは、気になるところだと思います。ヤックルの医師は、舌下免疫療法の講習を修了しています。
まだ条件に届いていない場合は、今の病院で続けましょう
増量して間もない時期など、条件にまだ届いていない場合は、無理に切り替えず、今の病院での治療を続けてください。条件を満たしたタイミングで、あらためて検討していただければ十分です。
また、これから初めて舌下免疫療法を開始する方は、初回の服用を対面の医療機関で行う必要があるため、ヤックルでは開始できません。
紹介状もお薬手帳も、必須ではありません

不要なもの
ヤックルでは、紹介状も、血液検査も、アレルギー検査も必要ありません。お薬手帳も、切り替えの必須条件ではありません。転院のたびに書類や検査を整える手間がかかりません。ただし、これはヤックルの場合の話です。他の医療機関が同じとは限らないため、受診先ごとに確認してください。
あるとスムーズなもの
必須ではありませんが、次のものがあると、経過を正確に伝えられ、診察がスムーズに進みます。
- お薬手帳(直近6ヶ月以内の舌下錠の服用歴が分かるもの)
- お薬の名前、現在の用量、治療を始めた時期、増量した日のメモ
- 手元に残っているお薬の量
- 紹介状(お持ちの場合)
90日分になる場合、30日分からになる場合
お薬手帳で、直近6ヶ月以内の舌下錠の服用歴を確認できる場合は、最大90日(3ヶ月)分を処方します。確認できない場合は、30日分からのスタートになり、条件を満たしたら90日分へ進めます。
お薬手帳がなくても切り替えはできますが、あると、最初から3ヶ月分をまとめて受け取れます。
切り替えの具体的な進め方は、ヤックルの案内をご確認ください。
転院するときの注意点

薬が切れないように、余裕をもって動きましょう
転院の手続きの途中で、お薬が切れてしまうことは避けたいものです。手元のお薬の残りの日数を確認して、余裕をもって動き始めてください。次の通院先が決まるまでは、今の病院の処方を続けるのが基本です。
自己判断で中断・再開しないでください
舌下免疫療法は、自己判断で服用を中止したり、再開したりしないよう注意が呼びかけられている治療です。転院を考えているあいだも、医師の指示なく服用をやめることは避けてください。
治療期間は数年にわたります
舌下免疫療法は、3年から5年ほどの継続が推奨されているとされています。その期間のうちには、転居や転勤が重なることもあります。転院先は、今の暮らしだけでなく、この先も無理なく続けられるかを見て選びましょう。
副作用など、気になる症状があるとき
口の中の腫れやかゆみなど、気になる症状があるときは、まず医師に相談してください。症状によっては、対面での受診が必要になることがあります。
転院後はもっと楽に、オンライン受診

予約不要で、どこからでも受診できます
ヤックルは、ビデオ通話またはチャットで受診でき、予約は不要です。診療時間は年中無休の16:30〜21:30なので、お仕事のあとにも受診できます。転居や転勤、出張があっても、受診のしかたは変わりません。
3ヶ月分まとめて処方。受診は年4回ほど
最大90日分をまとめて処方するため、受診は3ヶ月に1回、年4回ほどになります。毎月の通院や待ち時間の負担を減らせます。
薬は自宅に届き、同じ医師に診てもらえます
お薬は院内処方で、ご自宅に配送されます。転居したばかりの土地で、近くの薬局を探したり、仕事帰りに立ち寄ったりする必要がありません。
また、曜日固定の担当医制があり、同じ医師に診続けてもらいやすい仕組みです。毎回違う医師に一から経過を説明する負担を減らせます。医師だけでなく、医療事務のスタッフも、患者さんと一緒に続けていく伴走型の姿勢を大切にしています。
費用の目安

90日分の費用
90日分の費用は、窓口でのお支払い額(保険3割負担後)で、次のとおりです。3ヶ月分でこの価格になります。
| お薬 | 90日分の合計費用 | 月換算の目安 |
|---|---|---|
| シダキュア | 6,360円 | 約2,120円 |
| ミティキュア | 7,710円 | 約2,570円 |
| シダキュア+ミティキュア(併用) | 11,760円 | 約3,920円 |
毎月の通院や、薬局へ寄る時間と交通費を考えると、負担が軽くなる方も多いかもしれません。
費用の内訳
費用の内訳は、次の3つです。
- オンライン診療手数料と送料:1,650円(保険適用外。1回分のみ)
- 薬剤以外の保険診療代:660円(3割負担後。1回分のみ)
- お薬代(3割負担後・90日分):シダキュア4,050円、ミティキュア5,400円
手数料と送料、診療代は、お薬の種類や数にかかわらず1回分のみです。そのため、2種類を併用しても、手数料や送料が二重にかかることはありません。アシテアも、シダキュア・ミティキュアと同様の三階構造で計算されます。
お子さんと一緒に転院するときは

親子で同じ日に診てもらえます
お子さんの通院に手一杯で、ご自身の治療は後回しになってしまう。そんな親御さんもいらっしゃるかもしれません。ヤックルは、親子の同時診察に対応しています。お子さんとご自身の治療を、同じ日にご自宅から続けることができ、3ヶ月に一度の受診を、家族の行事のように整えていただけます。
お子さんの受け入れ条件
お子さんは7歳以上が対象で、7〜14歳の場合は、舌下錠の増量後6週間以上の服用継続が条件です。
お子さんの医療費の助成(医療証)の扱いは、お住まいの自治体の制度によって異なります。詳しくは、自治体の窓口でご確認ください。小児の舌下免疫療法については、ミティキュア小児の記事もあわせてご覧ください。
ほかの病院やクリニックへ転院する場合に確認したいこと
ヤックル以外の病院やクリニックへの転院を考えている方に向けて、確認しておきたい点をまとめます。
処方できる医師か、初回投与や紹介状はどうか
舌下免疫療法のお薬は、所定の講習を修了し、登録された医師が処方するとされています。どの医療機関でも受けられるわけではないため、転院先が対応しているかを確認しましょう。製薬会社の公式サイトにある医療機関の検索ツールも参考になります。
初回の服用は、医療機関で、医師の監督のもとに行うとされています。転院先で初回の対応をもう一度行うか、検査や紹介状が必要かは、医療機関によって異なります。予約の際に、次の点を聞いておくとスムーズです。
- 他院で舌下免疫療法を続けている途中でも、受け入れてもらえるか
- 初回の服用を、院内でもう一度行う必要があるか
- 紹介状や検査結果は必要か
- 処方の日数は、何日分になるか
転院先を選ぶ5つの基準
近さだけで選ぶと、通院の負担が変わらず、また続けにくくなることもあります。次の5つも確認してみてください。
- 舌下免疫療法を処方できる医師か
- 途中からの受け入れが可能か。初回投与・紹介状・検査は必要か
- 処方日数と、通院の頻度はどのくらいか
- 待ち時間や受診できる時間帯など、無理なく通い続けられるか
- お薬の受け取り方(薬局に寄る必要があるか、配送か)
対面とオンライン診療、どちらが合うか
転居先の近くの耳鼻咽喉科やアレルギー科に移れば、直接診てもらえる安心感があり、口の中の様子もその場で確認してもらえます。一方、オンライン診療は、場所を選ばず受診でき、転居や出張でも通院先を探し直さずに済みます。どちらが合うかは、暮らし方で決まります。近くの病院の探し方は、舌下免疫療法の近くの病院の記事も参考にしてください。
今の先生に、転院を伝えるとき
言い出しにくいと感じる方もいますが、引っ越しや仕事の都合による転院は、医療の現場ではよくあることです。「転居することになり、通院が難しくなりました。治療は続けたいので、引き継ぎに必要な書類をお願いできますか」と、事情と希望を簡潔に伝えれば十分です。
舌下免疫療法の転院でよくある質問
条件を満たしていれば、すぐに切り替えられます
転院で大切なのは、途切れさせないこと
ここまでの内容を振り返ります。
- 舌下免疫療法の転院はできます。ヤックルは、増量後の期間が条件を満たしていれば、切り替えられます
- 紹介状も、お薬手帳も、切り替えの必須条件ではありません。あれば、よりスムーズです
- 引っ越しても、どこからでも受診できます。受診は3ヶ月に1回、年4回ほどです
- 他の病院へ転院する場合は、処方できる医師か、初回投与や紹介状の扱いを事前に確認しましょう
転院しても、これまでの服用の積み重ねを引き継いで、途切れさせないことが大切です。
迷ったら、まず30日処方から
お薬手帳で服用歴を確認できなくても、まず30日分から始められます。条件を満たしたら、90日分へ進めます。増量後の期間が、7〜14歳は6週間以上、15歳以上は3週間以上になっていれば、切り替えられます。
条件にまだ届いていない場合は、今の病院で治療を続けてください。
この記事は、一般的な情報をまとめたものです。治療の進め方や転院のタイミングは、一人ひとりの状況によって異なります。気になることがあるときは、まず担当の医師にご相談ください。
