エゼチミブの効果とは?コレステロールはどれくらい下がる?

2026年01月10日
エゼチミブの効果について

エゼチミブ(ゼチーア®)とはどんな薬?

エゼチミブは、脂質異常症(高コレステロール血症)の治療に用いられる内服薬で、商品名はゼチーアとして知られています。

脂質異常症の治療薬にはさまざまな種類がありますが、エゼチミブはその中でも「コレステロール吸収阻害薬」に分類されます。

これまで主流だったスタチン系薬剤とは異なる働きを持つため、スタチンで副作用が出た方や、スタチンだけでは効果が不十分だった方に対する新たな選択肢として、処方されることが増えています。

エゼチミブの作用機序|なぜコレステロールが下がるのか

エゼチミブの最大の特徴は、体の中に入ってくるコレステロールの「入り口」をふさぐ働きにあります。

私たちの体内のコレステロールは、すべてが体の中で作られているわけではありません。実は、コレステロールの一部は、毎日の食事や胆汁に含まれる形で小腸から吸収され、血液中に取り込まれています。

エゼチミブは、この小腸の粘膜に作用し、コレステロールが体内へ吸収されるのを選択的に抑えます。その結果、腸から取り込まれるコレステロール量が減り、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が低下していきます。

この仕組みは、肝臓でコレステロールの合成を抑えるスタチンとはまったく異なります。スタチンは「体内で作られるコレステロール」を減らす薬であるのに対し、エゼチミブは「体の外から入ってくるコレステロール」を減らす薬と考えると、イメージしやすいでしょう。

作用する場所や仕組みが違うため、エゼチミブはスタチンと併用することも可能です。両者を組み合わせることで、コレステロールを作る量と吸収する量の両方を抑え、より効率的にLDLコレステロールを下げる効果が期待できます。

エゼチミブの効果はどのくらい?【数値・期間の目安】

LDLコレステロール低下の目安

臨床データや実際の使用経験から、エゼチミブ単剤でのLDLコレステロール低下率は、平均で約15〜20%程度低下しています。

食事療法や運動療法だけでは十分に改善しなかった方でも、LDLが180mg/dL → 140mg/dL前後といった改善がみられるケースも少なくありません。

※ただし、効果には個人差があります。

効果を実感するまでの期間

エゼチミブは比較的早い段階から効果が現れる薬であり、服用開始から2〜4週間で数値に変化が出始めます。一般的には1〜3ヶ月後の血液検査で効果を評価することになりますが、継続して服用することで、安定したコレステロール管理が期待できます。

エゼチミブはこんな人に向いている

エゼチミブは、特に以下のような方に向いている薬です。

  • スタチンで筋肉痛や肝機能異常などの副作用が出た方
  • スタチンを飲んでいるがLDLが目標値まで下がらない方
  • 食事・運動を頑張っても改善が不十分な方
  • 忙しくて定期的な通院が難しい40〜50代の方

生活習慣の改善と組み合わせることで、より効果的な治療が可能になります。

スタチンとの違い・併用効果

エゼチミブ単剤とスタチン単剤の違い

エゼチミブはスタチンに比べると、単剤でのLDL低下効果はやや穏やかです。しかしその一方で、副作用は比較的少なく、特に筋肉痛や肝機能への影響が出にくいといったメリットがあります。

スタチン+エゼチミブ併用のメリット

スタチンとエゼチミブを併用することで、LDLコレステロールのさらなる低下に加え、心筋梗塞や脳梗塞など心血管イベントリスクの低減も期待できるとされています。

「スタチンだけでは足りない」「副作用を抑えつつ効果を高めたい」場合に、併用療法は有力な選択肢です。

エゼチミブの副作用と安全性

比較的起こりやすい副作用

エゼチミブは全体的に副作用が少ない薬ですが、以下のような症状がみられることがあります。

  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気
  • お腹の張り

多くは軽度で、一時的なことがほとんどです。

まれに報告される副作用

  • 肝機能検査値の上昇
  • 発疹などのアレルギー反応
  • 筋肉痛や関節痛(スタチンに比べて頻度は低い)

安全に使うためのポイント

  • 定期的な血液検査を受ける
  • 体調の変化があれば早めに医師へ相談する
  • 自己判断で中止しない

エゼチミブは長期服用しても大丈夫?

エゼチミブは、比較的安全性が高く、長期服用されることが多い薬です。

脂質異常症は自覚症状が乏しい一方で、放置すると動脈硬化が進行します。
数値が改善しても、医師の指示なく服用を中止せず、継続的な管理が重要です。

オンライン診療でエゼチミブの処方を

オンライン診療なら、スマートフォンやPCを用いて、場所を選ばず診察が可能です。処方されたお薬は直接ご自宅へポスト投函などで配送されるため、通院や薬局での待ち時間を大幅に削減できます。「通院が大変で治療を中断してしまった」という方でも、無理なく治療を続けていただけます。忙しい毎日の健康管理に、ぜひオンライン診療をご活用ください。

まとめ|エゼチミブは「穏やかだが確実に効く選択肢」

エゼチミブは、LDLコレステロールを確実に下げたい方や副作用をできるだけ抑えたい方、またスタチンが合わなかった方にとって、有効な治療選択肢です。

脂質異常症の治療は、早期から継続することが将来の心血管リスクを減らす鍵となります。
気になる方は、医師と相談のうえ、自分に合った治療方法を検討しましょう。

監修医師

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