
- 月・火 担当
学歴
- 2017年3月
- 自治医科大学医学部卒業
- 2017年4月
- 旭川赤十字病院 臨床研修医
職歴
- 2019年4月
- 市立釧路総合病院 消化器内科
- 2020年4月
- 道立江差病院 総合診療科・消化器内科
- 2021年4月
- 札幌医科大学附属病院 消化器内科
- 2022年4月
- 小樽市立病院 消化器内科
- 2023年4月
- 岩内協会病院 総合診療科・消化器内科
資格
- 日本内科学会認定内科専門医
オンライン診療を始めたきっかけ
働いている方が病院に通えないのは、今後の医療格差につながってしまうと思っています。例えば、北海道は雪害で本当に病院に行けないことがあるんですよ。患者さんだけじゃなくて、私たち医療従事者も大変で(笑)。17時以降のその時間しか病院に行けない方って、本当にたくさんいらっしゃるんです。しかし、実際に受け入れてくれる病院はほとんどないのが現実です。だからこそ、専門的な診療を夜間でも提供しているヤックルのオンライン診療に参画しました。時間を理由に受診をためらわないでほしいと思っています。
あなたの声を聞かせてください
医学生時代に、自分の診療風景を録画してフィードバックしてもらう経験があったんです。そこで学んだのが、患者さんの声を聞くことの大切さでした。検査も大事ですけど、『何が、どのように困っていたのか』をまず聞くことで、診療そのものがセラピーになるんですよね。
その効果なのか、他のクリニックから私の外来に変更して来てくださる患者さんが増えてきました。『あの先生は良いよ』って口コミで紹介していただけると、間違っていなかったんだなって実感しています。
「一緒に頑張りましょう」の治療スタイル
例えば、糖尿病の患者さんって、最初の半年は治療効果が高いんです。でも半年を過ぎると、薬が効いたことで油断が出てきたり、『頑張っているのになぜ良くならないの?』って停滞期がやってくるんですよね。
そんな時は「それはあなたのせいじゃないですよ」って、しっかり説明するようにしています。医学的な要因と個人的な要因、両方のバランスが原因であって、短絡的に『治療が間違っている』って思わないでほしいんですよね。薬だけじゃなくて、生活習慣も含めて一緒に考えていきましょうと、診療の中でお伝えさせて頂いています。
いつでも何でも相談してください
正直に言うと、オンライン診療は対面診療に劣る部分はあると思います。患者さんの表情や、血圧計を見せてもらう時の視線の動きとか、そういう細部の大切な情報が得られないからです。
しかし、患者さんにとって病院に来ること自体がハードルになることもあると思います。オンライン診療を活用し、何か変化があった時にはまず対応して、必要があれば対面診療を提案する。そうやって柔軟に医療が提供できれば良いと思っています。
『診療中に分からないことはありませんでしたか?もしあれば、次回来院した際に何でも相談してください』と診療の最後には必ず声をかけるようにしています。初めての診療で話しきれなかったことや、今後聞いてみたいことは、いつでも遠慮しないで聞いてほしいと思います。患者さんとの関係性を続けていくことが、日々の診療で一番大切なことだと考えています。